2015年5月20日水曜日

好きな本





考えの整頓 佐藤雅彦氏 暮しの手帖社

佐藤雅彦さんはEテレのピタゴラスイッチや0655&2355の人。
だんご三兄弟やDNPenguinも手がけている。
佐藤雅彦|wikipedia

雑誌・暮らしの手帖で連載していた27編をまとめたもの。
偶然起きた、アレッて思うような日常のことをなぜそう感じた・思ったのか、整理整頓していく本。
他にも、紙面上で読者をふるいにかけたり(ふるいの実験)文章に紐を見出したり(見えない紐)、面白い試みがなされている。

別に普通じゃないか、とスルーしてしまいそうな些細なことを、雑にいってしまえば"こねくりまわしている"のが、面白い。確かにそうだな〜って納得させられてしまう。
とても読みやすいし佐藤雅彦さんの思考過程が覗けるのもまた良い。
一編一編は短いのでちょっとした空き時間に読むこともできる。

日々の考え方が変わる本だと思う。(面白い方向に)




眼の冒険 デザインの道具箱 松田行正氏 紀伊国屋書店

私の身近なところだと、せんだいメディアテークの建築サインデザインをした人。
松田行正|wikipedia


デザイン史?を広く浅くという本。
過去のデザインについて書かれた本は数あれどここまで図が豊富なのはあまりないのでは、というくらい図が多い。しかもフルカラー!うれしい!

線に始まり、面や形といったテーマが細かく設けられている。一つの話題についてダラダラ〜ではない。そんなにカタい文章ではないので気軽に読める。
面白い例がたくさん載っている。
本屋でパラパラ〜っと見るだけで心惹かれる図や写真が見つかると思う。




ハードカバーの、まさに本!っていう存在感が好き。
最近は思考に関してというか"なんでそう考えるの?"ってところに興味があるのでそういう本を読んでいきたい。エッセイとか随筆とか評論とかかな。




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